札幌・大通公園で5月19日から、「第52回さっぽろライラックまつり」が開催される。
1959(昭和34)年に始まった同イベントは、市民投票により「札幌の木」に選ばれたライラックの花が咲きそろう季節にさまざまな企画が催され、毎年多くの人でにぎわいをみせている。
19日11時から大通西4丁目で行われるオープニングセレモニーでは、陸上自衛隊によるコンサートや、ライラックの苗木プレゼント、記念植樹などが行われる。
会場ではさまざまな文化イベントを実施。日本茶のソムリエが、新茶のいれ方、手もみ茶の実演・味わいを紹介する「らいらっく茶屋」や、和紙を使った「ちぎり絵教室」、漫画家による「似顔絵コーナー」、古物の展示・即売会、来場客が持参したお宝を無料で鑑定する「お宝無料鑑定コーナー」などのほか、今年から新たに、北海道産小麦「春よ恋」の麦わらを使って、雪の結晶をモチーフにした装飾品づくりを紹介する「麦わら細工体験コーナー」も設ける。
野外ステージでは小中高生による吹奏楽や合唱などの演奏会を開くほか、ワインガーデンでは道内13のワイナリーによる北海道産ワインと道産食材によるフードメニューを提供する。
また、今年5月から6月にかけて札幌で行われる「2010 APEC(アジア太平洋経済協力)貿易担当大臣会合」に合わせ、地域文化と国際交流をテーマに、APEC開催概要の紹介や参加エコノミー関連音楽の演奏などを行うウエルカムイベントも予定する。
同イベント実行委員会の北村さんは「当イベントは屋外で楽しめるイベントを数多く用意している。雪が溶けて暖かくなってくるこの季節に、ぜひ外に出て会場に足を運んでいただければ」と話す。
会場は大通公園西4~7丁目。今月23日まで。川下会場(札幌市白石区川下、川下公園)では5月30日・6月6日に開催。