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札幌で海洋ごみ対策プロジェクト始動 市民清掃やIoTごみ箱も展開

設置されたごみ箱

設置されたごみ箱

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 海洋ごみ対策プロジェクト「SUSUKINO CLEAN OCEAN PROJECT」が8月1日、札幌市内2カ所で始まった。

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 取り組みを主導するのは、環境機器の開発・製造を行うエルコム(札幌市北区)。日本財団が推進する「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として、街中のポイ捨て削減と海洋ごみの流出防止、環境教育を目的に実施する。創成川や豊平川などがすぐ近くを流れるすすきのでは、川を通しての海洋流出を防ぐ狙いもある。プロジェクトサポーターには居酒屋探訪家の吉田類さんを迎える。

 今回導入されたのは、自動圧縮機能とIoT監視機能を備えるスマートごみ箱「Reebo(リーボ)」。COCONO SUSUKINO(中央区南4西3)とAOAO SAPPORO(南2西3)の2カ所に設置する。ごみを自動で圧縮することで、従来よりも多くのごみを収納。回収回数が減り、清掃業務の効率化と省人化に結び付く。

 ペットボトル回収用のセンサーやキャップ専用の回収箱も連結。効率的な分別とリサイクルにも結び付く。回収されたキャップは、同社施設で破砕・洗浄・再成形の工程を経て、フィッシュフック型チャーム付きのボトルキーパーに再生する。

 「夜の街・すすきの」で昼にごみ拾いを行うという取り組みも展開。8月24日には市民参加型の一斉清掃イベントを行う。企業や自治体、地域団体と連携し、市民参加型のアクションを通じて観光都市にふさわしい環境づくりを目指す。参加申し込みを専用フォームで受け付けている。先着150人。8月15日まで。

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