
電動マイクロモビリティーのシェアリングサービス「LUUP(ループ)」が7月31日、札幌市でサービスを開始した。
「街じゅうを『駅前化』するインフラをつくる」をミッションに掲げるLuup(東京都品川区)が国内に展開する同サービス。地下鉄駅と目的地間など「ラストワンマイル」を移動する手段の不足や公共交通機関の運転手不足、観光回遊性の向上などの地域課題解決を目指す。
利用には専用のスマートフォンアプリとクレジットカードの登録が必要。対人・対物賠償や自身のけがに対応する保険も付帯する。電動キックボードや電動アシスト自転車の利用開始時に返却ポートを予約する仕組みを採用している。返却時にはポート内に正しく停車した様子の写真を送信する必要がある。景観保全と安全運用に配慮した仕組みという。
利用料金は、基本料金50円に加えて1分当たり15円。初期配備は約200台(電動キックボード40台、電動アシスト自転車160台)で、ポート数は約50カ所。今後の需要に応じて拡大を予定する。
電動キックボードの利用には、アプリ内での年齢確認書類の提出と、交通ルールテスト(11問)の連続満点合格が条件となる。電動アシスト自転車の利用にはこれらの手続きは不要。
サービス開始を記念し、札幌市内限定で「乗り放題キャンペーン」を行う。対象期間中は30分以内のライドであれば、電動キックボード・電動アシスト自転車のいずれも回数無制限で無料とする。8月9日まで。