札幌グランドホテル(札幌市中央区北1西4)で現在、映画「オーストラリア」の公開を記念したレストランフェア「オーストラリアフェア2009」と「特別パネル展」が開催されている。その一環として3月6日、同フェアを後援する在札幌オーストラリア領事館のクリストファー・ウッド領事が同ホテルに食事に訪れた。
同フェアは、映画「オーストラリア」で重要な役割を果たすオージー・ビーフやオーストラリアワインなどのメニューを、同ホテルのレストランやバーが独自の持ち味を生かし、オーストラリアの食文化を紹介しているもの。
主なメニューは、「オージー・ビーフ ステーキランチ」(1,400円)、「オージー・ビーフ バーガーセット」(1,100円)、「オージー・ビーフ ミートパイ」(231円)、「オーストラリア産 ダチョウ肉のカレー」(1,300円)、「オリジナルカクテル『オーストラリア』」(1,500円)など。
「オーストラリア産 ダチョウ肉のカツレツ」(1,500円)を食べたウッド領事は、「とてもおいしいし、懐かしい味がする。ボリュームがオーストラリア的で、オーストラリアにいるよう」(同)と話し、「ダチョウ肉は一般家庭では高級なイメージがあるので、グランドホテルのイメージと合う」(同)とも。
「特別パネル展」は、主演の二コール・キッドマンさんやヒュー・ジャックマンさんなどが出演する名場面を収めた写真パネルを展示している。
映画「オーストラリア」は、オーストラリアの大自然を舞台に、ひとりの英国貴婦人が、さまざまな出会いを通して人生を大きく変えていく姿を描く運命的な愛の物語。「映画の舞台は、内陸の砂漠や北部の熱帯雨林など観光で有名なシドニーやゴールドコーストとは違う魅力がある。この映画を見ることで、オーストラリアの厳しい環境や今まで知らなかった部分の魅力も感じることができると思う」とウッド領事。
さらに、「この映画をきかっけに、観光客が喜んでリピートするようなオーストラリアと北海道がコラボレーションしたシステムをつくりたい」とウッド領事。「最初はスキーで来た観光客も、北海道は食材が新鮮でおいしいからこそリピートする。そうした良い状況を見ているので、無理やりにオーストラリアのものを入れるのではなく、互いの良さを組み合わせ、引き立てていければ。それがテーマ」とも。
同フェア・同展示会は今月31日まで(店舗により異なる)。同作品は今月28日より、札幌シネマフロンティアほか全国でロードショー公開。