ロイトン札幌(札幌市中央区北1条西11)で11月11日、「第28回サッポロトップヘアモードコンテスト」が開催され、16部門で技術が競われた。
同コンテストは、「札幌経営近代化クラブ」「h-RUSH」など7団体によって構成される札幌市理容研究団体が実行委員会を発足させ開催した。基本理念に「世界のヘアモードは札幌から」「若手技術者の登竜門」を掲げ、技術者による最新モードから基礎を重視した専門学校生まで幅広い部門で競われた。今年の応募者は、大会史上最多となる510人がエントリーし、道内のみならず関東圏からも多くの参加者が札幌に集結した。
審査員も札幌のみならず全国から集められ、審査の偏りをなくすため、美容業界に限らず理容、メーク、ネイルなどさまざまな職種の審査員で構成。審査方法は、主に感覚審査による加点法で採点された。
レディス・メンズに分かれて行われた「2009 モードコンペテーション」は、同コンテスト参加者の目標とする部門で、大賞には「賞状」「盾」「賞金10万円」のほか副賞として25万円相当の専用はさみなどが贈られた。過去に同部門で大賞を受賞した技術者が、日本の第一線で活躍することも多いという。
能澤正明大会長は「モードとエコロジーという、一見無縁とも思える課題を、高いレベルの感性によってひとつの作品とし、札幌から世界に発信していきたい」と今後の抱負を語った。