札幌・マルヤマクラス1階のマルヤママルシェに4月20日、フレッシュファクトリーの2号店(札幌市中央区南1西27、TEL 011-676-7781)がオープンした。
面積は約11坪。全国の生産者から直接取り寄せた質の高い野菜や果物を置く「フレッシュファクトリー」と同店プロデュースの新鮮なオリーブオイルを取り扱う「オリーブオイル市場」を併設している。
2004年にサッポロファクトリー内(北2東4)にオープンし、2009年に店舗面積が6倍になったことを機に、野菜や果物の質にこだわった商品を本州・四国・九州などの生産者と直接取引するスタイルで評判を集めている店舗の2号店となる。
社長の増田孝さんは「『もっと買い物をしやすい場所に店を出してほしい』というお客さまからの要望や、生産者から買い取る商品の数を増やして生産者に還元したいという思いから、かねて2号店オープンの構想を温めていた。今回、住宅街に近いマルヤマクラスから出店依頼があり、オープンに至った」と話す。
同店で取り扱う商品は全て生産者から指定された価格で販売しており、一般に流通している野菜に比べると価格は少々高めだが、流通コストや時間を短縮できるため高品質で新鮮な商品を新鮮なまま店頭に並べることができる。2号店は1号店に比べ店舗スペースが限られているため、より厳選した旬の味にこだわった品ぞろえをしているという。
同店の野菜へのこだわりは消費者だけでなく生産者との信頼関係にもこだわる。「どんなに良いものを作っても相手の立場を考え理解する生産者と付き合っていきたい。プロの生産者が勧める味を消費者に勧める」というスタンスで生産者の信頼を獲得し、生産者側からの紹介で取引が始まったケースもある。中には直接面識がない生産者もいるという。
「ファンになっていただいたお客さまが1個200円もするトマトを毎週買ってくれる。子どもや孫においしい野菜を安心して食べてほしいと1万円以上買っていくお客さまもいる。今の旬は北海道のアスパラ。そろそろ路地ものも出てくる。天然の山菜や今朝採ったばかりのアズキナやクレソンもおすすめ」と増田さんは品質の良さに自信を見せる。
営業時間は10時~20時。