![野菜の風味を生かした5種の一口ギョーザ](https://images.keizai.biz/sapporo_keizai/headline/1381977781_photo.jpg)
札幌・平岸駅近くに9月10日、テークアウトのギョーザ専門店「山田餃子店」(札幌市豊平区平岸5条7、TEL 011-300-3290)がオープンした。
全国チェーンの一口ギョーザ専門店に約10年間勤めた山田真代さんが開業。横浜、名古屋など各地を転々とする中、3年前に札幌に転勤。「食べ物や自然など、北海道の魅力に引かれた」とし、「北海道フードマイスター」の資格を取得。独立して開業にこぎ着けた。
店舗面積は約7坪。店内は緑と木を基調に「北海道らしさ」をイメージした内装に仕上げた。ギョーザは手作りにこだわり、皮は北海道産の小麦粉「きたほなみ」「はるゆたか」をブレンド。「さまざまな北海道産の小麦などを試した。薄皮で焼くと『ぱりぱり』、ゆでると『もちもと』とする食感に仕上げることができた」と山田さん。
一口ギョーザは野菜の風味を生かした「ニラ」「ニンジン」「ホウレンソウ」「カボチャ」「野沢菜」の5種を用意。「子どもが野菜を食べなくなり始めたので困っていた(笑)。何か工夫できないかと思い、国産の野菜パウダーを練り込んでみたところ食べてくれた。このギョーザをきっかけにしっかり野菜を食べることができるようになってくれればと思っていたが、おかげでさまざまなバリエーションの商品が完成した」
主な商品は、一口ギョーザ15個入りセット各種(380円)、自家製鶏ガラとネギ油を使った1日10セット限定のギョーザ「山田家のおおきい餃子」(12個入り・630円)など。
山田さんは「店で焼いてくれないのか、と尋ねられることも多いが、やはり(各家庭で)焼きたてを味わっていただきたい。ギョーザは国民食だと思うので、老若男女問わずまずは一度食べてみてほしい」と話す。
営業時間は10時~19時。月曜定休。