北海道のご当地萌(も)えキャラ「リトルベリーズ」とコラボしたフルラッピングのタクシー「痛タク」の運行を記念し、8月26日、北海道庁(中央区北3西6)前で完成披露イベントが行われた。主催は、札幌のタクシー会社「長栄交通」(札幌市北区新琴似2条13)が組織するプロジェクト「札幌痛タク実行委員会」。
「ゆう」「エリ」「ラム」の3人「リトルベリーズ」を描いたボンネット
同実行委員は今年6月、北海道・洞爺湖で開催する「TOYAKOマンガ・アニメフェスタ」開催に合わせ、同フェスのイメージキャラクターをフルラッピングした痛車のタクシー「痛タク」を運行。同社営業企画課課長・竹内紀仁さんの「法人の会社や大人が『本気で行動したらどうなるか』ということを伝えたい」という言葉がネットで話題を呼び、市内を走るとツイッターなどで目撃情報が飛びかった。
「第2弾」となる今回、北海道の名産である小果実「ハスカップ」「アロニア」「シーベリー」の3種を、それぞれ「ゆう」「エリ」「ラム」というネーミングでアニメ風にビジュアル化した「幼女風」のご当地萌えキャラ「リトルベリーズ」とコラボ。同キャラクターは2年前に誕生。北海道の食をPR・ブランド化する「食クラスター」活動を行い、北海道を中心に徐々に全国で話題となり始めている。
同車は、ボンネットに3人そろったラッピング、両側面とトランクの3面に各キャラクターを1人ずつデザイン。天上部には北海道のマークをラッピングした。乗車することで入手できる「乗車記念カード」に組み込まれたARコードを読み込むと、「リトルベリーズ」の限定映像も視聴できる。
「前回の痛タクから売り上げや無線配送率も上がり、一時の話題だけで終わることがなくよかったと思う」と竹内さん。「リトルベリーズ側から依頼をいただいた今回、自分たちには痛くすることしかできないので『どこまで痛くできるか』を考えた」という。
「次のデザインも考えている」とし「大人の本気は継続すること。大人の本気は終わらない」と意気込む。
1年間運行予定。