STV、セカンドライフ内に「さっぽろ雪まつり」-3D雪像を募集

セカンドライフ内に開設する「SAPPORO SNOW FESTIVAL」ゲート前

セカンドライフ内に開設する「SAPPORO SNOW FESTIVAL」ゲート前

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 札幌テレビ放送(札幌市中央区北1西8、以下STV)は、インターネット上の3D仮想世界「セカンドライフ」(以下「SL」)内にさっぽろ雪まつりのSTV会場「SAPPORO SNOW FESTIVAL」を開設し、12月初旬の公開に向けて11月20日より、3Dバーチャル雪像製作の募集を開始する。

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 同社は「地域のイベントを応援したい」と、札幌の祭りを代表する「さっぽろ雪まつり」を日本国内、世界にPRするとともに、会場に行けない人たちに疑似体験してもらおうと、初めて企画。さまざまな疑似体験ができるコンテンツや、過去の雪まつりの実写映像などを展開する。

 疑似体験コーナーでは、雪像製作の疑似体験ができるとともに、3DCG雪像作品を募集。同社ホームページ内の人気投票と選考スタッフによる最終選考を通過した作品1体を、バーチャルの世界から現実の雪まつり会場に制作、展示する。応募受付は来年1月7日まで。そのほか、スキージャンプや雪合戦、雪のすべり台などさまざまなアトラクションも。

 SL内の会場では、動物のステージやパレードなどの「札幌市円山動物園タイアップエリア」や、現実とバーチャル両方の雪まつりの最新情報や関連ニュースなどを掲示する「インフォメーションセンター」、北海道の物産品販売サイトへリンクする「北海道観光物産案内ブース」など、さまざまなコンテンツを用意する。

 そのほか、地球の気温が上昇した場合に起こる事態を疑似体験できる「温暖化体験Room」を展開。北極の氷床溶解や水面の上昇、水没する地域など、地球温暖化の脅威が体験できる。

 企画の背景には、「さっぽろ雪まつり」のPRのほか、近年の地球温暖化の影響による開催前の降雪量の大幅な減少や期間中の降雨などの問題がある。「さっぽろ雪まつりが開催できなくなったら…」と危惧した同社が、開催自体を地球温暖化の一つの指標と考え、「『遊び』を通して地球温暖化問題を伝えるのが本来の狙い」(同社担当者)と話している。

STV

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