札幌・円山動物園内に11月19日、「札幌市次世代エネルギーパーク」(札幌市中央区宮ヶ丘、TEL 011-211-2872)がオープンする。
同施設は、太陽光や風力発電などの新エネルギーを積極的に導入し、市民が新エネルギーを見て触れることができる経済産業省資源エネルギー庁認定の施設。
「開設のきっかけは、動物園にはもともと集客力がありエネルギーが多く使われているので、動物と一緒に子どもたちもエネルギーについて学び楽しんでくれるのでは、と考えたため」と話すのは、札幌市環境局環境都市推進部エコエネルギー推進課調整担当係長の渡辺さん。
園内の動物科学館には、手で触れて操作できる1000万分の1スケールの世界初のデジタル地球儀を使い、温暖化、異常気象、クジラの回遊、宇宙から見た地球など地球360度の映像を鑑賞できる「触れる地球」をメーンコーナーに、パネルを使って太陽光の仕組みなどを学べる「新エネルギー紹介」、天井の高さについたLEDを手鏡に当て太陽光パネルに当てておもちゃを動かす「太陽光エネルギーコーナー」、自転車を使った「風力体験コーナー」などさまざまな体験設備を設ける。
「『触れる地球』では、これまで見たことのない映像と感覚を体験できるとともにさまざまな視点で現在の地球を知ることができる」と渡辺さん。「当施設では楽しみながらエネルギーを学べる。動物と触れ合うとともにエネルギーについての理解を深めていただければ」とも。
園内の動物科学館で初日の14時30分から、京都造形芸術大学の竹村真一教授が「地球目線で未来をデザインする」と題した講演を行う。
開園時間は9時~16時(夏季は17時まで)。入場料は大人600円、中学生以下無料。