札幌のイベントスペース「ATTIC」（札幌市中央区南3条西6、TEL 011-676-6886）で10月10日、北海道初上映となる短編映画「ポンタと遠足」の上映会とトークイベントが開催される。主催は北海道アニメーションプロジェクト「＋A」実行委員会。

ガリレオ監督

　小学校2年生の「ケンタ」がある日ダンボールに入っていた子猫を見つけるところから始まる同作品。子猫を飼おうと家に持ち帰るケンタだったが親に認められず、逃げだした「ポンタ（猫）」を追ったケンタは奇妙で不思議な現象を体験する。その後、何とか両親を説得し一緒に暮らすことになったケンタとポンタ。ポンタの持つやっかいな魔法の力と周辺で起こる不可解な事件に巻き込まれていくというストーリー。

　当日は、同作品の監督・製作を手掛けたガリレオ監督と「ポンタ（猫）」の名付け親のコジローさん、ゲストに「フミコの告白」「rain town」で第6回札幌国際短編映画祭ナショナル・プログラムノミネートした石田祐康さんを招いた映画上映会やメーキングトークなどを行う。映画の上映時間は12分。

　北海道札幌市出身のガリレオ監督はイラスト・音楽・舞台などさまざまなジャンルを学び、現在はアニメーションを手掛ける。上京後、独学で自主制作アニメを作り始め、プロ･学生を問わずスタッフを集め同作品を製作。2011年東京キンダー・フィルム・フェスティバルに入選した。

　「トークイベントをすることによって、専門学生や大学生などの参加者に何かヒントを与えることができれば」とガリレオ監督。今後は「海外のアニメーションフェスティバルなどで日本をアピールできる作品を作っていきたい」と意気込む。

　当日は同作品の関連グッズも販売。主な商品は、手拭い（1,000円）、マグカップ（1,200円）、クリアファイル（300円）、ポストカード（100円）など。DVD（1,980円）やオリジナルサンドラックCD（1,500円）も用意する。

　開催時間は14時30分～17時（開場は14時）。料金は、前売り＝1,800円・当日＝2,000円（定員30人）。同施設のホームページで予約も受け付けている。