HTB北海道テレビが制作し、今年2月2日(日)に放送されたHTBノンフィクション「生ききる~俳優と妻の夜想曲~」が、2025年日本民間放送連盟賞 番組部門 テレビ教養番組で“最優秀”を受賞しました。HTBが“最優秀”を受賞するのは2019年の番組部門 テレビドラマ番組で「チャンネルはそのまま!」以来6年ぶり、番組部門テレビ教養番組での最優秀は、2003年に受賞した人間ビジョンスぺシャル「霧の日記 アリューシャンからの伝言」以来、2度目の受賞となります。
この日本民間放送連盟賞は、番組、CM、放送技術の向上と、放送活動の発展を図ることを目的に創設された歴史ある賞で、全国の民放各社から応募された番組と事績を対象に年1回実施し、優れた番組、優秀と認められた事績を顕彰しています。
HTBノンフィクション「生ききる~俳優と妻の夜想曲~」は、「俳優斎藤歩の晩年の生き様を追った番組。病との闘い、演出する舞台への思い。大きな舞台の仕事が入り北海道を離れなくてはならなくなった、ともに病と闘ってきた妻の葛藤などを追ったカメラと構成は胸を打つ作品になっている。」と評価され、栄えある“最優秀”に輝きました。
HTBノンフィクション「生ききる~俳優と妻の夜想曲~」は、治療しなければ余命半年と告げられた60歳の俳優・脚本家が、がんに苦しみながらも新しい芝居を作り上げるまでの壮絶な舞台裏に密着したドキュメンタリーです。人はがんを患ったとき、そして大切な人ががんにおかされたとき、どう向き合えば良いのか、夫婦の葛藤を描きました。
今回の受賞について取材を担当した沼田博光ディレクターは、「このような栄えある賞をいただき、光栄に思います。スタッフを代表して御礼申し上げます。今回の賞は、カメラの前に全てをさらけ出し、俳優として生ききる様を記録させてくれた斎藤歩さんと、歩さんを支え、夫婦で前を向こうともがいた妻の西田薫さんのお二人が受賞したのだと感じています。もう直接伝えられないのが残念でしかたがありませんが、授賞式の日がちょうど歩さんのお別れ会の日と重なります。歩さんにはその時に受賞の報告をしたいと思っています。」と話しています。
表彰式は11月7日(金)に開かれ、ラジオ・テレビ別に番組部門全種目の最優秀賞とこれに次ぐ優秀賞1番組の中から、グランプリと準グランプリ番組が発表されます。
【番組概要】
■タ イ ト ル :HTBノンフィクション「生ききる~俳優と妻の夜想曲~」
■初回放送日時:2025年2月2日(日)深夜1時15分~深夜2時15分(北海道ローカル)
■放 送 内 容 :治療しなければ余命半年と告げられた60歳の俳優・脚本家が、がんに苦しみながらも新しい芝居を作り上げるまでの壮絶な舞台裏に密着した。痛みに顔をゆがめ医療用麻薬を飲みながら舞台に立ち続ける俳優と、現実を受け入れられない同じく俳優の妻。それぞれに重い選択が迫ったとき、夫婦は静かに話し合いを始める。人はがんを患ったとき、そして大切な人ががんにおかされたとき、どう向き合えば良いのか。夫婦の葛藤を描く。
■番組ホームページ:https://www.htb.co.jp/hn/log/2025/02021839/
■出 演 者 :▼出演 斎藤歩 西田薫
▼ナレーター 森さやか(HTBアナウンサー)
▼音楽斎藤歩/チェロ演奏 土田英順
■制作スタッフ:プロデューサー 後藤雄也
構成・取材 沼田博光
撮影 安達真/滝本真実
音声 佐貫亮太
編集 中川大輔