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札幌発実話漫画「義男の空」新刊発行 北海道命名150周年記念イラスト公開も

モデルとなったご家族のトークショーの様子

モデルとなったご家族のトークショーの様子

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 紀伊国屋書店札幌本店1階インナーガーデン(北5西5)で3月10日、漫画「義男(よしお)の空」最新刊出版記念イベントが開催された。

初披露された劇画イラスト「松浦武四郎」

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 「義男の空」は、デジタルコンテンツやデザイン制作を手掛ける「エアーダイブ」(札幌市中央区南8西4)が制作するドキュメンタリー漫画。現在苫小牧で働いている実在の小児脳神経外科医・高橋義男さんと、難病を患う子どもや家族を描く。自費出版で2008年に第1巻を発刊以来、1年に1回のペースで発刊し、10年以上にわたって描き続けている。今回で11巻の発刊。A5版208ページ。価格は1,234円。

 同イベントでは、10巻と11巻のモデルとなった、杉浦家の次男・秀則さんと父母が登壇してトークショーを開いた。出生前診断で重い障がいを持って生まれてくることを知った時の母親の苦悩や、出産してすぐに手術を受けることになった時の状況など父親の気持ちを語った。

 母親の万里子さんは出産当時を振り返り、「出産したら、この子を不幸にしてしまうのではないかと苦悩した。しかし、出産前に頭に我が子の笑顔が浮かび、この子は自分の意思で生まれてこようとしていると感じ、私が悩むことではないと思った。我が子が笑える人生を送るように、全力で育てると決めた」と話す。

 現在24歳になっている秀則さんは「保育園に入る前までは入退院を繰り返し、子どものころは高橋医師が嫌いだった」というエピソードを披露。「小学生後半くらいから、患者としての付き合いだけでなく、1人の人としての関係性を築くことができ、好きになっていった」と心の変化を話した。「自分は障害者という感覚がなく、明るく生活している」とも。

 当日会場では、北海道命名150年を記念して、北海道の名付け親で知られる「松浦武四郎」の劇画イラストも初公開。北海道・札幌の開拓を描いた歴史漫画「島義勇伝」のパネル展も行われた。

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