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北海道立近代美術館で棟方志功展 北海道初展示含む350点展示

〈門世の柵〉板画 1968年 棟方志功記念館蔵

〈門世の柵〉板画 1968年 棟方志功記念館蔵

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 北海道立近代美術館(札幌市中央区北1西17、TEL 011-644-6881)で2月3日、「STV創立60周年・STVラジオ開局55周年記念 棟方志功展『わだば、ゴッホになる。』」が始まる。

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 棟方志功は1903(明治36)年、青森市の鍛冶職人の3男として生まれ、18歳の時に雑誌の口絵に掲載されていたゴッホの作品「ヒマワリ」と出合ったことで、その圧倒的な存在感に心をつかまれ、「わだば、ゴッホになる。」と油絵を描くようになったが、日本には古くから浮世絵の伝統があり、ゴッホは浮世絵を賛美していたことから、志功は木版画に着目して版画を始め、「世界のムナカタ」となり、日本が誇る版画家となった。

 本展覧会では、北海道を題材にした作品や北海道初展示となる作品も含み、志功がゴッホを目指していた青年期から、数々の代表作を生み出した壮年期、故郷回帰とも言うべき晩年までの版画、倭画(やまとが)、油絵、書など約350点を展示する。

 展示担当者の三城美雪さんは「『世界のムナカタ』のあふれ出る感性、圧倒的な迫力、幅広い画業を感じてほしい」と話す。

 開催時間は、9時30分~17時(最終入場16時30分)。観覧料は、一般=1,300円、高大生=800円、中学生=600円、小学生以下無料。3月25日まで。

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