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札幌でゆうばり国際ファンタスティック映画祭作品発表 90作品が一堂に

ラインアップ記者会見に臨む実行委員ら

ラインアップ記者会見に臨む実行委員ら

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 夕張市で2月に開催される「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016」のラインアップ作品記者会見が1月12日、札幌市内で行われた。

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 招待作品をはじめ学生クリエーターなど若手作品や「マニア必見」の作品など、5部門で約90作品が発表された。

 今回の招待作品は劇場公開前の8作品。オープニング作品は夢枕獏さん原作・岡田潤一さん主演の「エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)」、クロージング作品はレオナルド・ディカプリオさん主演の「レヴェナント:蘇(よみがえ)りし者」。そのほか、ディズニー/ピクサーの長編16作目となる「アーロと少年」、天使すぎるアイドルとして話題の橋本環奈さん映画初主演の「セーラー服と機関銃 -卒業-」など。1981(昭和56)年公開・薬師丸ひろ子さん主演作品も同作品35周年を記念して特別上映される。

 ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門のノミネート作品は、応募数471作品の中から選ばれた9作品。プログラミング・ディレクターの塩田時敏さん(映画評論家)は「あぶない刑事シリーズを手掛けた柏原寛司審査委員長(脚本家・監督)がハードボイルドに造詣が深いため、ハードボイルド作品も入っている」と話す。

 今年からスタートする新たな試みとして設けられたのが「『フォービデンゾーン』マメゾウピクチャーズPresents」。「フォービデンゾーン」とは18禁という意味で、メディアの自主規制の枠を外したアダルトな作品を上映する。AV女優の紗倉まなさんのトークショーも予定する。

 同映画祭は今期で26回目。今年は夕張市の財政破綻から10年の節目となり、新部門や「ゆうばり映画祭サポーターズクラブ」の設立など新たな試みを盛り込み、同映画祭の成長につなげる。鈴木直道夕張市長は「これからも夕張の宝を継続し、世界で一番楽しい映画祭にしたい」と力を込める。

 開催期間は2月25日~29日。会場はゆうばりホテルシューパロほか夕張市内の各施設。期間中の来場者は1万4000人を超える見込み。

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