不要品を地域で譲り合うリユース拠点「ジモティースポット札幌モエレ店」(札幌市東区東苗穂14条2)が12月16日、オープンする。市内では白石店に続く2店舗目。
同店はリユースマッチングサイトを運営するジモティー(東京都)が札幌市との協定に基づき展開する官民連携型の拠点。家具や家電、子ども用品など家庭で不要になった品を市民が予約なしで持ち込み、別の市民が引き取る仕組み。品物の登録や検索は地域情報サイト「ジモティー」上で行い、受け渡しは実店舗で完結する。
ジモティーは全国259自治体と連携し、2025年上半期には累計約50万点(約1600トン相当)の不要品をリユース。札幌市内1号店の札幌白石店では、8月の開設から3カ月で約52トンのごみ減量を達成したという。
同店を運営するリサイクルショップ・ライズ(札幌市東区)の板本侑衣社長は「15年間現場で物と向き合う中で、物には価値があると確信してきた。地域で循環させる取り組みを東苗穂から広げていきたい」と話す。
営業時間は10時~18時。火曜定休(今月28日までは営業)。持ち込みは札幌市民のみで、身分証が必要。