札幌で「インディペンデント映像フェス」-グランプリには上映権を授与

映像作家・竹藤佳世監督の「半身反義」

映像作家・竹藤佳世監督の「半身反義」

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 札幌の市民有志が運営するイベントスペース「ATTIC」(札幌市中央区南3西6、TEL 011-676-6886)で2月13日から、「第2回北海道インディペンデント映像フェスティバル」が開催される。

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 近年、映像作品を発表する場が少ないのが現状の中、「北海道の映像制作を応援し、作家に上映の場を提供すること」「北海道から映像を発信していく機会をつくること」を目的に据え、昨年、初めて開催された。昨年は、大学生の南出淳介さんの「ドクガス」がグランプリに輝き、同作品は、狸小路6丁目の映画館「シアターキノ」で特別上映され、4日間で300人以上を動員した。

 今回の応募作品は計24作品。参加監督は20歳~83歳の23人。北海道在住で2007年以降に制作した作品であれば、ジャンルは問わない。「今年はアートフィルムの作品が増えた」と同フェス事務局の梶田忍さん。プログラムはA~Hまであり、A=アニメーション、B=ドキュメンタリー、C~H=フェイクドキュメンタリーで構成される。グランプリ作品には、「シアターキノ」の上映権が授与される。

 応募作品はすべて無審査で上映し、講評を行う。審査員は、「SAPPORO ショートフェスト」プログラムディレクターの麻生栄一さん、映像作家の伊藤隆介さん、映像作家の早川渉さん、シアターキノ代表の中島洋さんの計4人。「審査員の方には作品を批評していただく。互いの作品の批評を聞くことがすごく勉強になる」と同事務局の小野朋子さん。

 そのほか、特別招待作品で、アニメーション作家・水江未来さんの「Animation-DYNAMITE」、映像作家・竹藤佳世監督の「半身反義」、映像作家・広末哲万監督の「夕日向におちるこえ」も上映する。

 「監督がプログラムの上映前にあいさつするので、その時に顔を覚えて、上映後に感想を直接言っていただければ」と小野さん。「ダメ出してあげてください。『すごく良かった』『頑張ってください』ではなく、批評してください。それが場を盛り上げていき、成長につながる」(同)とも。梶田さんは「笑顔は見せないで」と話す。

 コンペディション作品のチケット(1プログラム券)は、前売り=700円、当日=800円。そのほか、フリーパス券=2,000(限定20枚)、特別招待作品=各1,000円(各限定40枚)。同フェス公式サイト、シアターキノで販売する。枚数限定チケットはシアターキノのみで販売。

 同フェスは15日まで。タイムテーブルは同フェス公式サイトで確認できる。

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