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札幌・モエレ沼公園で彫刻家・藤沢レオさんの個展 「柱」をテーマに

これまでの作品:「藤沢レオ きのうと違う川」展 会場風景 茶廊法邑、札幌市、2019年 撮影/山岸靖司

これまでの作品:「藤沢レオ きのうと違う川」展 会場風景 茶廊法邑、札幌市、2019年 撮影/山岸靖司

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 藤沢レオさんの個展「藤沢レオ:Sculpture of Place 柱の研究」が現在、モエレ沼公園(札幌市東区モエレ沼公園1)ガラスのピラミッド2階スペース2ほかで開催されている。

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 藤沢さんは、北海道を拠点に活躍する現代アーティスト。彫刻、金工などの技術を駆使して幅広いジャンルで制作を行う。近年は、人類の足跡をたどる生存の起源や場の発生について思索する「場の彫刻」に取り組んでいるという。

 同展は、彫刻家イサム・ノグチさんが「全体を一つの彫刻とみなした公園」としてデザインした同園を会場に、現代作家によるシリーズ展「イマジナリー・ランドスケープ」の第5弾として開催する。

 会場では、2014(平成26)年以降、藤沢さんが取り組んできた「場の彫刻」シリーズを軸に、新作のインスタレーション(空間全体を含めたアート作品)を紹介する。展覧会のテーマともなっている「柱」について、藤沢さんは「人類が文化的な生活を手にする、その始まりを想起させる特別な存在として捉えている」と話す。

 同園学芸員の宮井和美さんは「作品は、公園内で間伐した1本の木から制作された。ガラスのピラミッドだけでなく、モエレ山の頂上やサクラの森の中にも作品があるので、作品鑑賞と共に夏の公園全体を楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は9時~17時(予定)。入場無料。8月29日まで。

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