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札幌・北海道立近代美術館で浮世絵展 江戸後期の作品140点が並ぶ

歌川広重「名所江戸百景 亀戸天神境内」

歌川広重「名所江戸百景 亀戸天神境内」

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 「日本浮世絵博物館秘蔵 国貞・広重・国芳 コレクション 絵師たちが見た江戸の楽しみ」が4月17日から、北海道立近代美術館(札幌市中央区北1西17)で開催される。

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 同展は日本浮世絵博物館(長野県松本市)所蔵の歌川国貞(1786~1864年)・広重(1797~1858年)・国芳(1797~1861年)を中心とする、江戸後期の浮世絵140点を展示。江戸庶民のさまざまな「楽しみ」の世界を紹介する。

 日本浮世絵博物館は、1982(昭和57)年に長野県松本市に開館し、浮世絵の収集や研究、公開、展示などを担う、開かれた機関として活動している。同博物館の浮世絵コレクションは、国内屈指の質と量を誇り、信州松本で紙問屋などを営んだ豪商・酒井家が、江戸時代以来200年にわたり収集した作品を母体に、多数の肉筆画や版本など10万点を超える作品を所蔵しているという。

 会場では、「江戸のレジャー」や「江戸の見世物」「食べる楽しみ」といったテーマで浮世絵を展示。江戸の庶民の生活や娯楽のありよう、四季の風物や風景、親しんだ物語の世界が存分に表現される。

 同館学芸員の星野靖隆さんは「江戸時代の庶民の娯楽とにぎわいを、浮世絵を通じてご覧いただければ」と呼び掛ける。

 開館時間は9時30分~17時(入場は16時30分まで)。月曜休館(5月3日は開館し、6日休館)。観覧料は、一般=1,500円(前売り1,300円)、高大生=800円(同600円)、小中学生=600円(同400円)。6月20日まで。

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