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石狩・花川病院、アイヌ文様ユニホームでおもてなし クールビズで雪の結晶モチーフに

職員の意見を取り入れ雪の結晶モチーフにデザインした制服

職員の意見を取り入れ雪の結晶モチーフにデザインした制服

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 石狩にある「医療法人喬成会 花川病院」(石狩市花川南7条5、TEL 0133-73-5311)が6月9日から始まったクールビズで雪の結晶をモチーフとした制服の着用を始めた。

花川病院の受付で応対する事務スタッフ

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 同院のテーマカラーである緑色をベースに雪の結晶をモチーフとしたアイヌ文様と石狩市の花・ハマナスの赤をアクセントにデザイン。効率的に事務作業をできるようにポケットの大きさや位置など機能性にもこだわったという。デザイン担当はアイヌ雑貨の制作・デザインを手掛けるToyToy屋(札幌市白石区)の小川基さん。「cloud9(クラウドナイン)」(同中央区)が制作した。

 同院では3年に1度事務服をリニューアルしており、昨年12月から新デザインの検討に入った。今年6月17日に石狩市で開催された同病院グループの発表会に全国から北海道を訪れる職員をもてなすために、同院のスタッフユニホームとして着用する用途も兼ねていたという。

 新デザインは、社内スタッフ10人でディスカッションしているときに、北海道の文化であるアイヌ文様の使用についてアイデアが出たことがきっかけ。スタッフの一人が偶然ToyToy屋がデザインした手拭いに出合い、小川さんに連絡を取ったことで制服プロジェクトが本格的に始まった。

 今年1月に最初のイメージ画を起こし、制服生地の選定と文様のレイアウト、色のパターンなどを検討し、5月末に106枚の制服が完成した。現在、同院の事務スタッフや医療相談員などが着用している。

 総務課長の村中めぐみさんは「制服のデザインは花川病院のオリジナル。アイヌ文様と石狩市のハマナスカラー、病院のテーマカラーが制服上でコラボレーションしている。文様がいろいろな文化をつなげながら、半年間かけてユニホームが完成してうれしい」と話す。

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