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札幌で福島を描いた映画「遺言」初上映-監督のトークやパネル写真展も

3時間45分・800日間の福島のありのままを映す

3時間45分・800日間の福島のありのままを映す

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 北海道自治労会館大ホール(札幌市北区北6条西7)で3月8日、福島を描いたドキュメンタリー映画「遺言~原発さえなければ」が上映される。札幌初上映。主催は、さようなら原発1000万人アクション北海道実行委員会。

福島の人々を記録した映画の1シーン

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 東日本大震災が発生した翌日の2011年3月12日から2013年4月まで約3年間・800日にわたり、2人のフォトジャーナリストがその土地に住んで記録した250時間の映像を3時間45分にまとめた同作。イラクやパレスチナなどの紛争地を巡り、劣化ウラン弾問題やチェルノブイリ原発事故などを取材してきた豊田直巳さんと、チベットの核実験場をはじめアジアの紛争地や災害現場を取材してきた野田雅也さんが、福島県飯館村を中心に取材・撮影している。

 被災後も福島に住み続けた人々が絶望のふちから苦しみを乗り越え新たな挑戦を始める姿を、1章「汚染」、2章「決断」、3章「避難」、4章「故郷」、5章「遺言」で映し出す。

 上映後は豊田監督のトークを開催するほか、ロビーで両監督が福島県内で撮影した約20枚のパネル写真展も行う。

 同映画の広報担当の澤口佳代さんは「彼らの記憶を私たちは映画を通して体験できる。2015年3月11日で事故から4年の歳月がたつ。豊田直巳・野田雅也監督は今年も福島を訪ね記録し続けている。映画を見て、まだ何も終わらない福島に思いをはせていただければ」と鑑賞を呼び掛ける。

 開場時間は11時30分、上映時間は12時~16時10分(途中15分休憩)。トークは16時10分~同30分を予定。
チケット料金は1,000円。問い合わせは北海道平和運動フォーラム(TEL 011-231-4157)まで。

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