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札幌・大通公園のベンチを札幌の景観色で塗り替え-ボランティア参加者募集

茶色の塗装が取れている大通公園4丁目の木製ベンチ

茶色の塗装が取れている大通公園4丁目の木製ベンチ

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 札幌・大通公園のベンチを札幌の景観色で塗り替えるプロジェクト「Sapporo Wood Repainters(サッポロ ウッド リペインターズ)」が、10月19日に行う塗り替え作業の参加者を募っている。

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 同プロジェクトは、和信化学工業(静岡県)・好きです札幌個人的に運営委員会・札幌市で構成され、和信化学工業のCSR(地域貢献)活動の一環として提案されたことがきっかけで発足した。

 大通公園には1丁目~12丁目まで木製ベンチが設置されているが、そのほとんどが塗り替え時期を過ぎ、経年劣化により茶色のペンキが取れ、木肌が見えるなどして表面が荒れている状態も見受けられる。通常屋外に設置されている木工製品を維持するためには、3~5年ごとの手入れが必要とされているという。

 手始めとしてまず大通公園4丁目のベンチ16脚などの塗り替え作業からスタートし、今後6年間、毎年春に大通り公園のベンチを2丁目分ずつ塗り替えていく計画。使用する塗料は、札幌市が制定している「札幌の景観色70色」を取り入れた木部保護塗料を使う。この塗料を和信化学工業が提供する。

 「札幌の景観色70色」は札幌市が調和の取れた都市景観を作り出すための施策として、都市景観条例に基づいて2004年7月に制定。1年を通して札幌市内の色彩変化の実態調査やアンケート調査を経て選んだ70色で、一つ一つの色名に雪を連想する「アイボリーホワイト=雪虫」、ビールを連想する「茶=ビア茶」、北海道土産の定番「こげ茶=生チョコ」、緑系の色名には「モエレ沼」や「羊ヶ丘」「三角山」などの地名が使われ、札幌をイメージできる名称となっている。

 プロジェクトスタッフは「札幌市に許可をもらっているので、どんなに塗ってもOK。塗り替えに必要な道具はこちらでそろえるので、汚れてもいい服装で気軽に参加してほしい」と参加を呼び掛ける。

 実施時間は12時30分~15時30分。参加無料。申し込みはメールで受け付ける。

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