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「北海道開拓の父」の生涯を描いた漫画「島義勇伝」発売-記念パネル展も

(C)エアーダイブ

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 札幌の基礎を作った佐賀藩出身の開拓判官・島義勇の生涯を描いた漫画「島義勇伝」が6日、発売された。著作は札幌市内で出版エージェント、ウェブ事業を手掛ける「エアーダイブ」(札幌市中央区南8西4、TEL 011-533-3217)と「島義勇伝」製作委員会。

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 島義勇は佐賀藩出身の開拓判官。1869(明治2)年にまだ原野だった札幌で開拓の礎を築き上げ、「北海道開拓の父」と呼ばれている。エアーダイブでは島をモデルにした漫画の製作を数年前から構想。2011年から本格的に動き出し、製作委員会を立ち上げ、歴史に関しての取材を行い史実に基づいたストーリーを約3年半かけ完成させ、出版にこぎ着けた。同社広報担当者は「札幌市役所や北海道神宮に銅像が建てられている人物だが、紹介される機会が今はなかなか少ない。なぜ札幌が碁盤の目になっているか。こんなに住みやすい土地がどのようにできたのか伝えたかった」と語る。

 同作は佐賀県庁や佐賀市役所、佐賀教育委員会で、漫画はもちろん、出版物として初の推薦図書となった。道庁のタイアップ作品で道学校図書館協会の推薦図書でもあり、道内外から注目を集める。「発売前から推薦図書となるのは異例」と同担当者。出版を記念して札幌のマルヤマクラス(札幌市中央区南1西27)では今月8日から14日まで「北海道の開拓パネル展」も開催。8、9日はマルヤマクラス内の「なにわ書房」で特別ブースも展開する。同担当者は「漫画なので小さいお子さんが札幌の歴史を知るきっかけとして入りやすい。幅広い年齢の方に楽しんでいただければ」と呼び掛ける。

 A5判160ページで、定価は900円(税別)。札幌市内の主要書店で発売中。

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