札幌芸術の森でインド古典音楽の祭典-札幌初、オールナイトでラーガ演奏

シタール奏者の井上憲司さん

シタール奏者の井上憲司さん

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 札幌芸術の森(札幌市南区芸術の森)で8月9日、インド古典音楽の祭典「All Night INDIA!(オールナイト インディア)」が開催される。オールナイトでインド古典音楽を演奏するのは札幌初となる。

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 シタール(弦楽器)、タブラ(小太鼓)、バンスリ(フルート)などインドの伝統楽器の演奏家14人と南インド古典舞踏やカルベリアダンスなど舞踏家3人が出演を予定する。

 北インドにはラーガという音階や旋律系を表現する音楽があり、それぞれのラーガは演奏する時間や季節が決まっている。昨秋、インド音楽ファンらから「深夜や夜明けに演奏する音楽を聞いてみたい」という要望があったという。

 呼び掛けたのは、シタール演奏家の井上憲司さん。井上さんは2011年9月に亡くなった札幌在住のタブラ奏者・中川秀彰さんと20年近く交流があり、毎年命日近くに北海道でライブを行ってきた。その流れで、中川さんにゆかりのあった演奏家に声を掛け、今回のイベント開催にこぎ着けた。

 「インドの音楽祭ではオールナイトコンサートは一般的に開催されているが、日本では深夜や明け方のラーガを聴く機会が少ない。貴重な機会なので、ぜひ北インドの古典音楽を体験してほしい」と来場を呼び掛ける。

 時間は開場16時30分、第1部=18時~21時、第2部=22時30分~翌7時。料金は第1部=2,500円、第2部=4,500円、通しチケット=6,000円(小学生以下無料、中・高・大学生は半額)。詳しくはホームページで確認できる。

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