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ゆうばり国際ファンタスティック映画祭、札幌で概要発表-108作品上映

会見の様子

会見の様子

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 今年で24回目を迎える北海道最大級のシネマイベント「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014」の概要発表会見が1月15日、アートホテルズ札幌(札幌市中央区南9西2)で行われた。

初めて審査員を務める俳優・斎藤工さん

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 映画を通した映像文化の発展、エンターテインメントの創出、作家・クリエーターの発掘などを目的に始まった同祭。エンタメ、ドラマ、SF、ドキュメンタリー、アニメなど、毎年多彩なジャンルの作品をそろえて映画ファンを魅了する。一時は夕張市の財政破綻により開催できなかった年もあったが、存続を望む市民やNPOのボランティア活動が実を結び2008年に再開。町おこしの一端も担っている。

 今年は「Fantastic people(ファンタスティック・ピーポー)」をテーマに、映画製作者、出演者、観客など、映画に関わるすべての「人」に焦点を当て、舞台あいさつやイベント、アワードの充実を図る。劇場公開前の話題作などを上映するメーンプログラム「招待作品部門」では、ハリウッドの「RIDDICK(邦題=リディック:ギャラクシーバトル)」、万城目学さん原作の「偉大なる、しゅららぼん」、ウォルト・ディズニー最新作「アナと雪の女王」など8作品を公開。若手クリエーターや現在第一線で活躍する映画人を生み出している「オフシアター・コンペティション部門」、「インターナショナル・ショートフィルムコンペティション部門」、今年から新設された「京楽ピクチャーズ」(東京都渋谷区)協賛の「ニューウエーブアワード」なども合わせ計108本の作品を、市内7会場・9スクリーンで上映する。イベントは21企画を開催予定。オフシアター・コンペティションには、「自他ともに認める映画通」として映画雑誌で連載も持つ俳優・斎藤工(たくみ)さんを審査員として迎える。

 同祭実行委員長・澤田宏一さんは「人に焦点を当てる今年。映画を作るのが人なら見るのも人。この映画祭は出会いの場で出会った人びとがさまざまな映画を生み出した。全ての映画人に敬意を払い過去最高のものに、一度は行ってみたいから何度も行きたくなる映画祭にしたい」、名誉大会長の鈴木直道夕張市長は「夕張市の宝といえる映画祭。多くの人が映画を楽しみ、ファンが生まれることを願う。今年のテーマに沿って、夕張市に多くの人と映画が集まる素晴らしい5日間を楽しんでもらいたい」と、それぞれあいさつで述べた。

 斎藤さんは「今まで自分が関わった作品と縁があるこの映画祭。オフシアター・コンペティションは、これからの映画を作っていく人たち、亜流と主流が集まる部門。思いっきり変化球のある作品にも引かれるかもしれない」と審査に向けての意気込みを語った。

 会期は2月27日~3月3日。期間中、1万人以上の来場を見込む。

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