買う 暮らす・働く

札幌に「ものづくり」コワーキング・シェアオフィス-照明・ミシンなどの機材も

室内の様子

室内の様子

  • 0

  •  

 札幌中心部・北3条通り近くに3月4日、「札幌ものづくりオフィス&カフェ SHARE」(札幌市中央区北2東1、TEL 050-3506-3697)が仮オープンした。経営はシェアデザイン(同)。

レーザーカッター

[広告]

 「札幌でものづくりをする人を応援したい」という思いを抱き、同社の齋藤隆社長が開業した。齋藤さんは今年1月まで大手家具販売店に勤め、店長として店舗運営、商品開発、海外との生産ラインや流通について経験し、インテリアを通して製品、ものづくりを学んだ。「現在クリエーティブも多様化し、プロ・アマ、趣味を問わずさまざまな人がさまざまなものづくりを行っている。その中で多くの人が商品の売り方や販売について悩んでいる。この場所から札幌のものづくりを発信し、ものづくりする人が気軽に活動できる場所をつくりたかった」と齋藤さん。

 室内は木目を基調にした温かみのある内装に仕上げ、カフェスペース、コワーキングスペース、固定会員専用のシェアオフィススペースなどに分け、それぞれの目的に合わせて利用できる。WiFiや電源のほか、レーザーカッター、3Dプリンター、写真撮影用の照明機材、ミシンなど創作活動に必要な機材も用意する。「専門的な機材はプロしか使えないということは、ものづくりする上で壁になっていた人も多いはず。実際にものを使って練習することから商品を作るところまで一貫して行える」(齋藤さん)。

 現在4月上旬~中旬にかけてのグランドオープンに向け準備を進めながら、会員募集や認知拡大、コミュニティー創出に向けてイベント、朝活・夜活、写真やイラストなど共通の趣味を持った人が集まる「部活動」、ワークショップなども始め、ホームページやフェイスブックを通じてその様子を伝えている。

 齋藤さんは「フリーランス、学生、主婦、サラリーマンなどさまざまな職種の人が集まり交流が生まれることで、趣味からビジネスまで、いろんな発展を遂げる場になってほしい。ここからものづくりで収入を得る道のりを描けることが出来たとき、札幌・北海道が潤う一端にもなるはず」と期待を寄せる。

 営業時間は10時~21時(土曜・祝日は19時まで)。日曜はイベント開催時に限り利用できる。料金は、ビジター会員(2時間・525円~)、マンスリー会員(7,875円~)などのプランを用意する。詳しくはホームページで確認できる。

札幌経済新聞VOTE

コンビニでおにぎりを買ったら…

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース