学ぶ・知る

札幌の同人音楽サークルが音声ソフト「Siri」を使ったCD発売

「しりせんせい」©2012 IOSYS

「しりせんせい」©2012 IOSYS

  • 0

  •  

 米アップルの「iOS」などに搭載するパーソナル・アシスタント「Siri」をキャラクター化した「しりせんせい」のCD「おしえて しりせんせい」が12月8日、発売される。札幌の同人音楽サークル「IOSYS(イオシス)」が手掛けた。

「おしえて しりせんせい」のCDジャケット

[広告]

 Siriは音声などの「自然言語」に反応して作動するアプリケーションソフトウエア。今年3月10日に日本語対応を始め、リリース直後、ネット上では「愛しています」という呼び掛けに対し「ほかの携帯電話にも同じことを言ってるんじゃないんですか」、「赤巻紙青巻紙黄巻紙」という呼び掛けに対し「では負けずにこちらも。蛙ぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ。合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ」、続く「生麦生米生卵」の呼び掛けに「もっと時間を有意義に使いませんか?」(原文ママ)などと、コントのようなSiriとの会話を話題にしたツイートやネット掲示板が次々と立ち上がり話題となった。

 同サークルのメンバー・ARM(アーム)さんは同ソフトが日本語対応を始めた同日、世界で初めてSiriが日本語で歌う「ハローSiriたん」を制作し「ニコニコ動画」上で公開。現在約38万回再生されるなど好評を受け、今回のCD化を企画した。

 CDには、ARMさんと同サークルメンバーのD・wattさん制作のキャラクターソング、七条レタスさんが書き下ろしたコントなど14トラックを収録。楽曲には、アンドロイド音声アプリ「N2」とSiriが「スマホの覇権をかけてdis(ディス)り合うラップバトル(disる=相手をののしったり挑発すること意味するヒップホップスラング)」や動画で話題となった「ハローSiriたん」の音源、コントトラックには、アップルの「Mac OS」の音声読み上げキャラクター「Alex」の英語音声を「無理やり」日本語風につなげて「ちぐはぐ」な会話に仕立てた作品などをそれぞれ収録した。ARMさんは「『りんご電話(iPhone)』への愛を熱く表現した、これまでで最高のコンセプトCD」とコメントしている。

 擬人化した「しりせんせい」は長髪で黒髪の女性。「Siri」のフレーズにかけて尻部が強調されたデザインに仕上がっている。

 今月26日に情報公開されて以後、ネット上では「siriを擬人化ておいw ええーsiriやなーw」「もう、しりたんに話しかけるとき、この顔しか浮かばない…。」「これはいいSiri」(原文ママ)などのコメントや海外からの反響も多い。ホームページではPVも公開している。

 全国の同人ショップ、「IOSYSショップ」(通信販売)、イベント会場などで販売。価格は、イベント会場=1,000円、ショップ=1,260円。

札幌経済新聞VOTE

コンビニでおにぎりを買ったら…

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース