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札幌の和食料理人が「なめ茸」販売-「知床どり」にこだわり

峠の鶏小屋「鶏なめ茸」

峠の鶏小屋「鶏なめ茸」

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 食品加工・販売などを手掛ける「峠の鶏小屋」(札幌市豊平区豊平5条10)が2月、鶏肉を配合した「鶏なめ茸(たけ)」を発売した。

調理例

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 同社社長の岩渕芳美さんは和食板前25年を持つ調理のベテラン。独立し2002年に北海道・函館近郊の七飯町の峠下で、店舗面積わずか1坪の卵焼き専門店「峠の鶏小屋」を開業。自ら鶏卵場で鶏を飼育や和食の調理経験を生かした味わいが話題を呼んだが、その結果、卵の生産が追いつかず商品提供が難しくなり2004年に札幌へ移転。現在はウェブ上での加工食品の販売や「ピザハット」とのコラボ商品、道内各地の催事出店など幅広く商品を展開している。

 「鶏なめ茸」は、「今までに無い商品を作りたかった」という岩渕さんの思いからなめ茸と鶏肉を組み合わせた商品。「加工を行う際、鶏肉は脂が出て扱いづらいというのが難点だった。メーカーと話し合い、うま味を引き出すよう味付けと加工に手間をかけた」という。組み合わせた「知床どり」は知床半島の農場で植物性飼料を与えた鶏で、「鶏肉のクセが少ない味わいで今回のコンセプトにぴったりだった」と岩渕さん。

 「すぐに食べてもらえる気軽な商品。通常のなめ茸と比べて値段は高いが、和食板前の経験を生かし『本当においしい』と思える味わいに仕上げることができた。ぜひ食べてほしい」とも。

 価格は630円。内容量は160グラム。ホームページ・新千歳空港などで販売。

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